分野を問わず、開業時には経営者に資金負担が発生することがほとんどです。
なかでも高額な設備投資が必要なクリニックの開業では、負担も大きくなりがちですので、開業準備資金として1,000万円~2,000万円ほどは用意しておきたいところです。
勤務医の収入は「給与」ですが、開業医の収入は「事業収入(収入-(経費+事業借入返済額))」です。
一般的には「勤務医の1.8倍」といわれる開業医の収入ですが、経費や借入返済額によっては勤務医よりも収入が減少することもあり得るのです。
開業にともなって医師だけでなく経営者の立場も担うこととなりますので、やるべきことも増加します。時間や労務の管理が苦手な人の場合には、勤務医時代以上の労働時間となり家族に負担をかけてしまうかもしれません。
勤務医時代には、多忙とはいえ休診時(学会参加や体調不良など)には代診が可能でした。しかし、クリニックに医師が自分だけといったケースでは、「代わりをみつけるのが難しくて休みたくても休めない」という声が多く聞かれます。
経営者には、従業員の労務管理はもちろん生活についての責任も背負うことになります。従業員の給与はクリニックの収益から支給されるためです。
経営が安定するまではパートや非常勤のみの採用に絞るのも手でしょう。
医院長である以上、さまざまなクレームやトラブルにも矢面に立って対応することが求められるでしょう。深刻なものほどその傾向は顕著です。万が一に備え、まめにコンサルタントや弁護士と情報交換の場を設けるようにしましょう。
先に紹介したとおり、経営者でもある開業医には診療以外にもたくさんの仕事があります。経営面においては勤務医時代にもほとんど経験がないことばかりで戸惑うことも多いでしょう。そんな時ほど、コンサルタントのサポートが頼りになります。
クリニックの開業リスクには、診療以外の問題も多いのが特徴です。開業をトータル的にサポートしてくれる会社に頼ることが、低リスク開業を成功させる秘訣です。
福岡エリアには、無料でサポートしている会社もありますので一度相談してみましょう。
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