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クリニックで行う予防接種

クリニックを開業する際、予防接種は重要な業務の一つとなります。地域住民の健康を守るため、乳幼児から高齢者までを対象とした様々なワクチン接種に対応することが求められます。予防接種法に基づく定期接種や、個人の希望による任意接種があり、適切な情報提供と安全な接種体制の構築が必要です。このページでは、予防接種に関する情報を紹介します。

副反応の疑いがあれば報告が必要になる

予防接種後に規定の症状を診断した場合、医師には副反応疑い報告が求められます。この報告は、接種との因果関係が明確でない場合も対象となり得ます。

収集された情報は、ワクチンの安全性評価や管理、国民への情報提供に活用され、厚生労働省の審議会で専門家による評価が行われます。なお、この報告は医薬品医療機器等法に基づく報告としても扱われるため、重ねての報告は不要です。

ワクチン供給状況

ワクチンは生産に時間を要し、冷蔵保存や短い有効期間など流通にも配慮が必要な医薬品です。国は関係者への働きかけや調整を行い、円滑な生産・流通に努めています。

しかし、不測の事態などで需給バランスが不安定になった際は、短期間での増産が難しいため、医療機関や卸売業者、接種を受ける方々への協力が求められることがあります。供給状況に関する情報は適宜更新されます。下記にワクチンの供給情報や国からの依頼に関する情報をまとめました。

季節性インフルエンザ・新型コロナ

2025~2026シーズンの季節性インフルエンザワクチンの供給予定量は、令和7年8月時点で約5,293万回分(インフルエンザHAワクチン0.5mL換算等)と見込まれています。これは近年の使用量を上回る供給量です。

供給スケジュールについては、9月第5週(起算日は金曜日)までに約3,578万回分、10月第4週までに約5,293万回分が出荷可能と見込まれており、比較的早期にワクチンが供給される予定となっています。(2025/10/2更新情報)

ロタウイルス

ロタウイルスによる胃腸炎(感染性胃腸炎)を予防するワクチン。厚生労働省からの特記事項はありません。(2025/10/07更新情報※)

DPT-IPV-Hib

ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)、ヒブ(Hib)感染症を予防するワクチン。厚生労働省からの特記事項はありません。(2025/10/07更新情報※)

DPT

ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)を予防するワクチン。田辺三菱製薬のDPTワクチンに関して、令和7年5月は限定出荷となる模様です。出荷量自体は増加しているものの、全ての受注には対応できない状況にあると同社から案内が発表されました。

この状況を踏まえ、ワクチンの安定供給と円滑な予防接種のため、医療機関や卸売販売業者に対し、厚生労働省からワクチンの安定供給に関する対応の周知がありました。(2025/05/19更新情報※)

Hib

インフルエンザ菌b型(Hib)による感染症を予防するワクチン。の添付溶剤が充填されたシリンジ容器の針に、錆(さび)が発生した事例が報告されました。この事例を踏まえ、2023年3月10日以降は、添付溶剤のシリンジ容器から針をなくした仕様の新製品が供給されています。なお、ワクチンの供給量については、引き続き十分な量が確保される見込みです。

針が付属した旧製品についても、有効期限内であれば使用可能とされています。医療機関において旧製品を使用する際には、引き続き目視などで針の状態を注意深く確認し、錆が発生している溶剤の使用を避けるよう注意が促されています。(2023/01/30更新情報※)

肺炎球菌

小児の肺炎球菌による感染症を予防するワクチン。厚生労働省からの特記事項はありません。(2025/10/07更新情報※)

B型肝炎

B型肝炎ウイルス感染症を予防するワクチン。B型肝炎ワクチンは2社が製造販売しており、そのうち1社のワクチン(0.5mL製剤)については限定出荷となっていましたが、2024年7月1日に限定出荷が解除されました。小児の定期接種においては、引き続き可能な限り0.25mL製剤を使用することが求められています。(2024/07/04更新情報※)

BCG

結核を予防するワクチン。メーカーが出荷できる量は出生数と同程度であり、余剰はない状況です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との関連報道を受け、日本ワクチン学会は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するBCGワクチンの効果に関する見解」を公表しました。

また、日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会からも「乳児へのBCGワクチンの優先接種のお願い」が公表されています。(2020/04/06更新情報※)

麻しん・風しん

麻しんと風しんを予防するワクチン。乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の2025年度の出荷量は、令和7年10月3日付の通知別紙で示されているとおり、例年と同程度となる見込みです。ワクチンの安定的な供給に向けて、関係者間での連携に努めるよう求められています。(2025/10/7更新情報※)

水痘

水痘を予防するワクチン。厚生労働省からの特記事項はありません。(2025/10/07更新情報※)

日本脳炎

日本脳炎ウイルスによる感染症を予防するワクチン。2021年に一時供給が見合わせられていた1社のワクチンは、同年12月から供給が再開されました。2023年1月時点では、メーカーによる出荷調整は終了しており、十分な量のワクチンが供給されています。

2021年度は1期の初回接種(1・2回目)が優先されていましたが、2022年度からは全接種対象者が接種可能です。接種を待っていた方も含め、供給量を理由に接種を控える必要はありません。(2023/01/19更新情報※)

DT

ジフテリア(D)と破傷風(T)を予防するワクチン。厚生労働省からの特記事項はありません。(2025/10/07更新情報※)

HPV

ヒトパピローマウイルス感染症を予防するワクチン。HPVワクチンの初回接種については、これまでできるだけガーダシルの接種を行うよう求められてきました。しかし、サーバリックスについても2022年は安定した供給が見込まれるため、初回接種に使用することが可能となりました。(2022/01/28更新情報※)

肺炎球菌

高齢者の肺炎球菌による感染症を予防するワクチン。これまで発注量が供給量を上回る見込みであったため、出荷量の調整が行われてきました。しかし、メーカーから安定供給の目処が立ったとの連絡があり、令和3年8月下旬より出荷量の調整は解除されることが発表されました。(2021/08/17更新情報※)

帯状疱疹

帯状疱疹を予防するワクチン。厚生労働省からの特記事項はありません。(2025/10/07更新情報※)

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